■人は何のために生まれてきたのか
辞世の句にそのヒントがないかと尋ねてみました。
御経もいま少しなり、読み果てる程は、死したりとも我を守護せよ-源義経
なお三年、わが喪を秘せよ-武田信玄
四十九年一睡夢、一期栄華一盃酒-上杉謙信
是非に及ばず-織田信長
露と落ち露と消えにし我が身かな、浪速のことは夢のまた夢-豊臣秀吉
嬉やと再び目覚めて一眠り、浮き世の夢は暁の空-徳川家康
旅に病んで夢は枯野をかけ廻る-松尾芭蕉
おもしろきこともなき世におもしろく-高杉晋作
うつし世を神去りましし大君のみあとしたひて我はゆくなり-乃木希典
いでまして帰ります日のなしと聞く今日のみゆきにあふぞ悲しき-乃木静子
我ゆくもまたこの地にかへり来ん國に酬ゆることの足らねば-東條英機
いかがですか?
キーワードが二つ見えてきます。
一つは、「我」。もう一つは、「夢」
自分自身、何のために生まれてきたのか、考察する上で、心したいと思います。
こたえは、辞世のときに。