コミュニケーションツールとして
先日、社内で動物占いの話題が持ち上がりました。
「ずいぶん前に流行ったよねぇ。」
「私自分の知ってるよ!」
「動物占い?やったことないです・・・。」などなど。
この動物占いですが、起源は中国の陰陽五行説から発展した、四柱推命という占い方法が基本となっています。現代の心理学研究や、社会心理学、人間の行動統計学などを追加しており、採用や人事異動の決定に活用している企業もあるそうです。
進化版の動物占いでは12種類の動物がキャラクターごとに60種類に細分化されています。さらに各動物はグループで分けてみることができます。
■「目標志向型」と「状況対応型」
目標志向型・・・何事も目標を明確に定め、予定通りに行動したがる。
猿、虎、コアラ、狼、ひつじ、黒ひょう
状況対応型・・・突発的な出来事や思いがけない変更にも強く本領を発揮する。
チータ、ライオン、ぞう、ペガサス、たぬき、こじか
■「未来展望型」と「過去回想型」
未来展望型・・・楽観思考の即決タイプで決断した時のメリットを優先させて物事を考える。
ペガサス、狼、こじか、猿、チーター、黒ひょう
過去回想型・・・過去の経験や実績を重視し、熟慮タイプで決断しなかった時のリスクを優先させて物事を考える。
ひつじ、ぞう、コアラ、たぬき、虎、ライオン
■「右脳型」と「左脳型」
右脳型・・・精神エネルギー高く、映像やイメージで物事を捉える。
こじか、狼、ペガサス、ひつじ、ぞう、コアラ
左脳型・・・経済エネルギーが高く、言葉や数字で物事を捉える。
猿、チータ、黒ひょう、ライオン、虎、たぬき
私自身、以前に職場で悩んだことがありました。Aさんには1回の説明で分かってもらえるのに、Bさんへの説明は理解してもらうのにどうしても時間がかかってしまう・・・。同じように説明しているのになぜだろう・・・?
そこで動物占いのグループ分けを思い出しさっそく調べてみたところ、Aさんは自分と同じ左脳型だったのに対し、Bさんは右脳型だったのです。そこで今まで口頭でしていただけの説明にBさんへは図を描きながら説明するなど、Bさんと共通のイメージを持てるように説明の仕方に変えてみたのです。
するとそこからBさんとのやりとりがスムーズにできるようになりました。どうしてわかってもらえないんだろう?と相手を責めてしまうことも、「そもそも思考のタイプが反対なんだから違って当然なのだ」と、とても気持ちが楽になったのを覚えています。
統計学ですので人事の傾向と対策に活用できますし、話題作りの一つとして職場で取り上げてみてはいかがでしょうか。生年月日だけで簡単に見ることができますし、相手のことはもちろん、自分自身の事についても改めて気づけることがあるかもしれません。