健康経営優良法人2020認定申請に向けて
健康経営担当者の方なら既にご存じだと思いますが、経済産業省のサイトで、健康経営優良法人の申請についてのページが掲載されましたね。
8月に入ってもまだ情報がなく、いつ頃の掲載になるのかを、事務局に問い合わせたほどでした。末になってようやく公表されましたが、申請期限が昨年より1ヵ月短く設定されている上に、書面申請ではなく一部電子化に変更されています。
↓中小規模法人部門の「昨年からの主な変更点」はこちらです。
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/downloadfiles/kenkokeieiyuryohojin2020_chusho_henkoten.pdf
当社は昨年初めて健康経営の取組みを始め、外部機関にアドバイスを受けながら申請手続きを行い、無事に2019で認定を受けました。健康経営は、社会保険労務士の仕事に直結している内容でもあるため、今年は自力での申請です。
愛知県は特に健康経営の取組が盛んで、事例紹介では素晴らしい取組み過ぎて、尻込みしてしまいます。でも、「スモールチェンジ」の趣旨を忘れず、当社らしいスパイラルが築けたらいいと思っています。
さて、今回は、健康経営の中の考え方にある「ワーク・エンゲイジメント」についての紹介です。この言葉は、メンタルヘルスマネジメントにおいても重要なキーワードで、ポジティブ心理学に基づいた考え方です。
「熱意」・「没頭」・「活力」の3つが揃った状態をいい、「ワーク・エンゲイジメント」が高い状態の人は、仕事を楽しみ、充実感や、やりがいを感じながら、上へ上へを目指す傾向にあります。そして、仕事以外のやりたいことの達成のために、無駄な残業はせず、真の意味での「ワークライフバランス」が保たれている人のことです。
それに対し、半ば強制的に仕事をし、残業をしなければ働いていない気になり、ついつい労働時間が長くなっていく傾向にある人を「ワーカホリックな人」と呼びます。
どちらがよりよい人生を送れるでしょうか。私は断然前者を選びます。
メンタルヘルスマネジメントのセルフケアの「認知行動療法」の考え方と同じで、物事の捉え方を変えてみるだけで、自分自身の受け取り方は180度変わってくるものです。
当社は、毎週明けに朝礼と判例勉強会を行っていますが、その中で、以前から社訓カードの裏に記載のあった「めいげんそことば(明元素言葉)」を唱和するようにしました。
充実している | 試みた | おいしい |
簡単だ | 幸せだ | 美しい |
できる | 元気だ | すてきだ |
楽だ | 楽しい | やってみよう |
金がある | きれいだ | おもしろい |
まだ若い | やれる | |
努力します | イケル |
実はこの言葉には反対のものがあります。それが「あんびょうたんことば(暗病反言葉)」です。
忙しい | 金がない | マイッタ |
疲れた | まずい | 困った |
難しい | もう年だ | 苦しい |
つまらない | きたない | つらい |
できない | どうしよう | 失敗した |
いやだ | バカだ | やりたくない |
困難だ | 不幸だ | 分かりません |
だめだ | 大変だ |
いかがでしょうか。普段なにげなく口にしているワードはありませんか。
今日からはぜひ、明元素言葉に変えてから口に出してみてください。当社のカードには「頑張ります」が追加されていますし、何より代表の國井がポジティブシンキングの持ち主です。
生産年齢人口の減少は間違いなく年々現実化しています。健康経営の取組は、全従業員参加型が必要不可欠です。「スモールチェンジ」を重ねて、当社もみなさんの会社も、活性化し続けることを望みます。