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「事実」をPRする!

   

庶務経理担当スタッフの65歳定年をひかえ、職業安定所に求人を昨年からお願いしています。弊社はハローワークの求人者がほとんどで現在のスタッフも3年から20年の7名在籍です。今回は引継ぎ期間は短時間雇用で習得にあわせて正社員化を意図した求人内容でした。2名の方の応募があり、ひとりは60歳超えの男性と47歳の女性でした。後者の方を面接2回実施、内定を出させていただきました。結果、勤務予定日3月1日でしたが、2月に入って辞退の申出がありました。理由は主に3点、コラムの担当に自信がない、ベテランでも時に20時まで勤務する業務に不安、正社員化してからの月20時間の残業が困難というものでした。希望は30代後半から40代前半で子育てが一段落ついた方です。時給も1500円を設定し、年間休日も125日です。それでもこの現実に、教えを受ける為中職安に出向きました。そこで指摘をうけた内容をご紹介したいと思います。

【仕事内容】
短時間限定なのか、正社員登用が希望なのかわかりにくいので、「正社員登用」を明示する。私もこの指摘については、キャリアアップ助成金を意識しすぎるとこの点が「ボケ」るので納得がいきました。それと未経験でもよいとしてあったのですが、より安心感を与えるためには、「現スタッフも未経験者」であった旨を強調した方がよいとのことでした。

【資格】
普通自動車運転免許については、内勤中心であれば、弊社の地理的位置から「あれば尚可」とした方が、ペーパードライバーの方には受けが良いとのことでした。現に内定を出した方もこの点に触れておられました。

【特記事項】
正社員登用を前提としている場合は、その旨を再びこの欄で強調する。登用後の就業条件についても、できるだけ具体的に記載する。

【選考方法】
短時間から希望する場合は、面接は1回の方がよい。弊社レベルでは2回の面接は「うざい」のイメージを持たれるのかと感じました。

【選考に関する特記事項】
面接選考時に交通費1000円支給については、指摘を受けませんでしたが、入社後スタッフから大変好印象との声をもらっています。これは継続していこうと思います。

これ以外の項目については、お墨付きを頂戴しました。
「事実」をPRしないともったいない、その感を強く感じた次第です。余談になりますが、伏見地下街の飲み屋は昭和の臭いむんむんでした。ぜひスタッフと梯子したいです!

 

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