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就業規則を活用していますか

      2025/03/17

就業規則は企業と従業員の間での労働条件や職場のルールを明確にするために重要です。ルールを明確に従業員に周知することで、労使間のトラブルを未然に防ぎ、円滑な職場環境を維持することが可能となります。しかし、従業員が見ることのできない社長室の棚に保管されていたり、作成はしているが、今までの慣例ですべて処理しているなど、せっかくある就業規則が活用できていない例をよく見かけます。本日は、メンテナンスの重要性と就業規則の活用方法についてお伝えいたします。

 

メンテナンスがなぜ必要か

昨今、働き方改革関連の法律改正や育児介護にまつわる法改正が毎年のように行われております。法改正を機に会社のルールを見直し、より働きやすい環境を整えることで、人材の確保や人材の定着が期待できます。逆に定期的なメンテナンスができていないと、うちにはそのような制度が無いと認識してしまうこともありますし、会社に対する不信感につながることもあります。

令和5年4月からは中小企業における月60時間超の時間外労働に対する割増賃金率が25%以上から50%以上へと変更になりました。従前の就業規則のままで誤った賃金計算をして未払い賃金が発生してしまう可能性がありますので注意が必要です。

事業内容や規模の変化、従業員の構成の変化、環境の変化から社内ルールを見直すことがよくあると思いますが、見直した際にはルールを就業規則に規定し、従業員に周知し、届け出る必要があります。

就業規則のメンテナンスをする際に必ず確認するポイントは、「休職」と「退職」と「懲戒」です。現行の規定が現在の社会情勢やリスクに対応しているものか確認しています。細かく規定されていなかったために、想定外の事態に陥ることもあります。

 

就業規則の活用方法

就業規則は職場の大切なルールブックです。記載されている内容は法的拘束力を持ち、会社や従業員はルールに従う必要があります。

顧問先様から様々な労務相談をいただきますが、まず確認することは「就業規則や賃金規程にどう記載があるか」です。記載が無い場合は「過去に同様の事例があった場合どのように対応したか」(慣例)を確認します。会社にとっても従業員にとっても大切な就業規則ですので、全員が見ることのできる場所へ保管していただくだけでなく、是非社内で就業規則を用いて服務規律、時間管理、休職制度など就業規則の内容について理解を深める機会を作っていただきたいと思います。また、ハラスメント研修も就業規則を用いて行っていただくことをお勧めします。

弊社では、新入社員、一般社員、人事労務担当者、管理職それぞれを対象に就業規則を用いて研修を行っております。講師がみなさまの職場にお伺いして勉強会を開催することも可能ですので、是非ご相談ください。

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