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■スキマ時間の有効活用

      2016/02/21

スキマ時間とは用事と用事の間にできた、あいた時間のことですが、私は仕事と家事の両立をするために、日常生活ではかなりスキマ時間を活用しています。
実は、このスキマ時間は、仕事中においても有効活用することによって、生産性を高めるというメリットがあります。
仕事の区切りがついて、15分間ぽっかりと時間ができたときはどうしますか? 15分間と聞くと短い時間のように思われますが、実はけっこういろんなことができる時間なんです。

例えば、

・メールの返信をする。
・いらないメールを削除したりして整理する。
・パソコンのファイルを整理する。
・机の上の書類を整理する。
・郵便物を開けて仕分けする。
・電話を1本かける。
・簡単な書類を書く。
・単純作業をする。

など、15分あればできることばかりです

その他にも、スキマ時間は業務をやっている間にも発生します。
たとえば、印刷して待っている間、パソコンでダウンロードしている間など、待っている間は手はあいているのですから、何もしないで待っているよりは何かできることをしていた方が効率的ですよね。

また、このスキマ時間の活用のメリットといえば、集中力が意外と高くなるということです。
脳が集中できる時間は最高で90分で、平均では50分だそうです。
時間があるからといって、結局はだらだらとやってしまい、あまり仕事が進まなかったということはありませんか? 時間があまりないときの方が、時間までにやらなければと必死でやるので集中力が高くなると思います。
もちろん、時間をかけてじっくり考えてやらないとできない仕事は当然あるので 時間をかけてやるべき仕事と短時間のスキマ時間にできる仕事の分類をしておくことが大事だと思います。
そのためには、「やるべき仕事のリスト」を作ることはおすすめです。これは、業務のやり忘れ(もれ)を防ぎ、効率的に業務を遂行することができるからです。

最近は、ノー残業DAYを積極的に取り入れている企業は多いと思いますが、このスキマ時間を、各自が有効的に活用することによって、残業時間は確実に短縮できると思います。
もっとも労働契約法では職務専念義務があり、労働者は始業時間から終了時間までの就業時間は労働力を提供する義務があります。みっちり仕事をするのは当然といえば当然のことですよね。

有効に使えるはずのスキマ時間を無駄にしていませんか?
たかがスキマ時間といえ、1日にしたらけっこうな時間になります。限られた時間に集中してやるから仕事が早くなり、結果、生産性の向上につながりますので、ぜひトライしてみてはいかがでしょうか?

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