■信頼関係はありますか?
2016/02/21
先日、妻と長女が言い合い(けんか)をしていました。
内容はささいなことですが、当の本人達は真剣(修羅場)です。
『ママは、全く私の言うことを聞いてくれない!ママ大嫌い!もう顔も見たくない!(2階の寝室でワンワン大泣き)』
『あの子は、こちらの言うことも聞かず自分のわがままばかりを主張する!ホントイライラする!(包丁が大きな音を立てる)』
ああ、またはじまった~、と思いつつ、それぞれの話を聞いてみました。
それぞれの意見は間違っておらず気持ちは理解でき、何もそこまで言い合う必要ないのにと思います。
そこで、お互いに相手の思っていることを伝えてみました。(その後は用事があったため、外出してしまいましたが・・・)
職場でもありませんか?ある人が言うことは素直に聞けるのに、別の人が言うことは仮に同じ内容であっても聞きたくないと感じたこと。
この場合、お互いの『信頼関係』ができているかが一番重要です。
では、『信頼関係』とはなんでしょうか?
簡単に表現すると『お互いの身体=心が開いているかどうか』です。
これには恒常的なものもあれば、その時々のものもあります。
この『信頼関係』は無意識=身体が作っています。
たとえば、尊敬している上司の言葉は素直に受け入れることができます。しかし、大嫌いな上司の言うことは生理的に受け入れられないのではないでしょうか。仮に大嫌いな上司であっても、多くの経験や実績があるから役職についています。その場合、上司が言うことは的を射ている場合が多いはずです。
ですから、『頭=意識』では正しいことを言っているのはわかるので、その言葉通りに行動しようと考えるのですが、どうしても違和感を感じてしまい行動が鈍ってしまいます。こんな状態になると、『身体=無意識』がブレーキをかけ、思うように動けません。
頭では理解できるが、受け入れることができない・行動できない状態です。
無意識は『安全・安心』を求めるため、危険だと感じると心を閉ざし、安全・安心を感じると自ずと心を開きます。
したがって、お互いの心が開き、素直に受け入れる状態になってはじめて、良好なコミュニケーションがとれるのです。
では、どんな人だと『安全・安心』を感じますか?
・共通点がある 共通の話題
・興味を持ってくれる
・相手の関心のあることに関心を示す
・相手の話を聞いてくれる
・自分を承認してくれる
・肯定してくれる
・受け入れてくれる
・相手の方を向く
・自分がオープンでいる(自己開示)
・アイコンタクト
・相手のことが分かっている
・観察している
・嘘をつかない
・楽しんでいる
・約束を守る
・時間を守る
・いつも笑顔でいる
・あいさつをする
・うなずき
・名前を呼ぶ
・気が利く
・ニュートラル
・本音で話してくれる
・余裕がある
・否定をしない
・相手のメリットになるような行動をする
・頼る、頼られるバランス
・身だしなみに気をつける
・気配りをする
・継続してコミュニケーションを取る
・率先垂範
・ペーシング
・スキンシップ
・ユーモアがある
・共感してくれる
・仕草
・振る舞い
なんか話が伝わらないな~。本当に聞いているのかな?なんて感じたら、一度ご自身が発信している(醸し出している)『安全・安心』=『信頼関係』を確認してみては?意外とこちらが醸し出しているものが原因で関係性をこじらせているのかも。
うちの親子げんかは、外出から帰って来て聞いてみると、子供が謝って仲直りしたそうです。
とりあえずはよかった~!