■はじめまして(廣島)
2016/02/21
はじめてコラムを担当させていただきます、廣島です。小学四年生での「二分の一成人式」にならうと、私は「二倍成人式」を今年迎えたばかり。新たなスタートとして転職を致しました。
小学二年生の作文の授業で“将来の夢“に、私は「歯医者さんになりたい」と書きました。当時、歯科に通っていたため、手近なところでそう書いたのですが、周りの女の子は「ケーキ屋さんになりたい」や「お花屋さんになりたい」といった可愛いものばかり。一人だけ違った系統で、すごく恥ずかしかったことを鮮明に覚えています。
でも成長と共に、「社会に出て働きたい」という思いは、周りの友達よりは強まっていったように思います。
二十歳で社会人の仲間入りをし、正社員として約7年働く中で、営業事務から工事事務への異動がありました。ひとつの会社の別の側面を見ることで、仕事のつながりの面白さを体験させてもらいました。でも、その頃になると、結婚も意識し始めていたため、「仕事はしたいけど、子育ても自分でやりたい」と葛藤していました。
ちょうどパソコンが一人一台になりつつあった時代だったので、家庭に入っている間に、技術的な面で遅れてしまうのではないかと思っていたのです。でも、せっかく女として生まれた以上、子供の成長も側で見守りたいとも思っていました。
当時在籍していた会社は、200人近くの従業員がいたため、社長とは滅多に話をする機会がなかったのですが、たまたまお酒の席で、社長の隣に座ることになり、結婚後の仕事について聞かれたことがありました。
その時の社長の言葉が、私の迷いを一瞬で消し去ってくれました。「仕事で大切なのは人。人とのコミュニケーション能力さえあれば、技術や知識はいくらでも取り戻せる。」と。その後、結婚・出産で約5年、存分に子供たちの可愛い成長を側で見ることができました。そして、別会社で、フルタイムパートとして約8年勤務しました。
もちろん職場でも沢山の“人“との出会いがありました。でも、私が働く間に、子供たちを見守ってくださった先生、そして同じように働く母親友達など、本当に沢山の“人“とつながりました。
これまでに支えて下さった皆さまへ一日も早く恩返しできるように、そしてこれからお会いする皆さまへは少しでも多くの支えとなれるよう、努力をし続けます。
どうぞよろしくお願いいたします。