今年度もひと月経ちましたね
4月にご入社された方にとっては、このゴールデンウィークは、いろいろなものを整理するのにちょうどいい休みだったのではないでしょうか。覚える仕事も山のようにあり、新しい環境での緊張もあり、あっと言う間のひと月だったと思います。
しかしながら、まだまだ覚えることは沢山あるはずです。頭の中が混乱してしまうこともあるでしょう。でも、いま手にされているメモ帳は、使い方次第できっとご自分の成長に役立つはずですよ。
メモを取ることは、社会人としての常識とも言われていますし、多くの方が新人の時にはあらゆるメモを取られたことと思います。私自身も、今まさにメモ書きの毎日です。
みなさんはどのようにメモを取っていますか。教わりながら、一語一句丁寧に書きたいところですが、耳にしたものを手で現すことは、時間が掛かるのでちょっと無理ですよね。かといって、殴り書きでメモを取り、その時は説明を頭で理解したはずが、数日後に見ると、何のことかサッパリ。なんて経験ありませんか。
パソコンやいろいろな機械が発達したとは言え、さすがにボイスレコーダーを使われると、教える側は、人にではなく、機械に教えているような、なんだか変な気分になります。一語一句逃さず残せそうですが、書く方が頭にも記憶されやすいそうですし、私は断然メモ書き推奨派です。
メモを取るという行為は、当然ながら自分が次に仕事をする時のためであるのは勿論、教わる相手に対しての信頼感を得るためという意味合いもあります。みなさんも、これまでに何かしらを教える立場になった経験はあると思いますので、想像してみてください。いつも同じ質問をされると、3回目くらいには「書きなさい。」と言いたくなりませんか。
1回目はメモを取りつつ教わり、2回目はそのメモを見て分からないところを質問し追記する。そして3回目の質問があるとすれば、再確認かイレギュラーな状況になったとき。これなら、3回目でも、自分の説明をしっかり聞き、習得しようとしているのが伝わりませんか。
「じゃ、メモして」と言われても、黒板に書かれているわけでもないし、なかなか人に自分のメモ書きを見せる人はいないと思うので、何を書けばよいのか分からないものですが、メモは取り慣れるのが一番だと私は思います。
大事なのは、単語ばかりのメモを、教わった後の記憶している間に必ず整理することです。私は、罫線のあるノートでも、線は無視して大きな字でメモを取ります。内容がシステムの操作であれば、手順の順番に番号をふったり、必要書類の羅列でも番号をふって最後に個数を確認したり、他にも自分なりの記号を大雑把に使い分けてメモを取っています。それを元に、清書用のメモ帳、もしくはパソコンでデータとして整理するようにしています。
システムの操作には、プリントスクリーンが断然便利なので、最近はデータで自己マニュアルを作成する方が多いです。スキャナ機能があれば、書類もデータで保存できるので、一年に一度などの頻度の低い仕事でもどの書類を用意すればよいかひと目で分かります。しかしながらデータは、いつ消滅するかわからないので、外部へのバックアップも忘れずにとることをお勧めします。
当社に入社して、もうすぐ9ヶ月を迎えますが、これからの私の課題は作成したマニュアルを、1年を通じての時系列に並べることです。今は、沢山の点を描いている状態なので、1年を迎えた頃には線にして、2年目はより太く線を描けるよう滞りなく仕事を進めたいものです。