強い生き方
今月の雑感は、中村天風氏の「心に成功の炎を」から強い生き方をとりあげます。
いきなりですが、「命とは何でしょうか」
肉体と思う人は、本能階級の人
精神と思う人は、理性階級の人
どちらも本当の考え方ではないと氏はいいます
人間の命の正体は何だろう
自分の肉体も心も生きる道具
じゃあ本当の自分っていったい何だろう
天風訓言・・・・・
頭が痛かろうが、けつが痛かろうが、脈が速かろうが、それは自分がそうなってんじゃない、と。自分の命を入れる入れ物に故障ができたんだけど、この故障は、ありがたいかな、自然に心がそれから離れさえすれば治るようにできてるんだってことを、ありがたく感謝しなきゃだめ。これが一番肝心なこと。
人間は、ありがたいかな、自分が何もしなくても、そこから心が離れさえすりゃいいんだよ。なぜというと、離れると消極的な観念がなくなっちまうだろ。消極的観念がなくなると、肉体のもってる自然作用がその場所をもとの健全な状態にするために働きだすようにできてんだよ。病は忘れることによって治る。
人生は、心一つの置きどころ。どんな苦しいときも、苦しみを楽しみにしちゃってるんだもん。生きてるように生きろというのは、生きていることを楽しみにして生きることだよ。
人間の命の正体は、形ある肉体でもなければ、観念で考えられる心でもなく、ぜんぜん見えない「霊魂」だと、こう考えるのが一番いい。