行動基準を評価シートに展開
従来、行動基準は、経営理念・経営方針を具現化するための指針として認識され、それを評価基準に用いることは実用面で難しいとされてきました。
今でもそうした傾向はありますが、「目安」としては活用できるのではないかと考えています。
行動基準は、全社員を対象した「コア基準」、管理職を対象とした「マネジメント基準」、それぞれの職種を対象とした「専門基準」に大別されます。
入社3年までは、「コア基準」をメインに、「専門基準」の1(出来ていない)から5(模範となっている)のうちの3(一人で出来ている)を目指して貰います。
入社5年目からは、「専門基準」の4(教えることが出来る)を前提に「マネジメント基準」の3に挑んで貰います。
10年目では、「マネジメント基準」の4を前提に「成果役割」の遂行を達成して貰います。
このように、基準を展開するためには、”毎年の見直し”が大前提となります。
「コア基準」は経営層が、「マネジメント基準」は管理層が、「専門基準」は各職種のエース層が担当することになります。
それを「経営計画発表会」と合わせて、経営層と管理層とエース層が「フィードバック」をし合うことで継続的な評価基準として引き継がれていきます。
ぜひ、経営理念を明確にして、理念に沿った行動基準、評価基準を継続し、「人を育てる」「人が育つ」会社を実現していただきたいと思います。
私どもは、「四位一体マトリックス」によって、そのお手伝いをさせていただきます。