ゴーン氏の憂鬱
日産のV字回復を実現させたカリスマ経営者ゴーン氏が逮捕されました。
日本に来た時に、「 フランスのためではなく、日本の日産の為に来た 」と日本語で挨拶した姿からはショックを受けます。
なぜ、逮捕に至ることをしてしまったのか? マスコミではクーデターとか本能寺の変とか言われていますが、真相は何なのか?
ゴーン氏は「 オーナーになりたかった 」のではないでしょうか。換言すれば、「 オーナーになった錯覚をしてしまった 」のではないでしょうか。
決して、豊かな出ではありません。苦学して成り上がった人物だと思います。ご自身の才能を駆使してルノー・日産・三菱の経営を担う立場まで上り詰めた方だと思います。
日本の歴史上の人物でいえば、「 豊臣秀吉 」を彷彿させるような方ではないでしょうか。お顔もどことなく猿人ぽいかなと。
フランス政府という織田信長に対して、服従を誓う過程での出来事であったような気がします。もうすこしがまんすれば、本当に本能寺の変が起きて、錯覚ではなく本物のオーナーになれたのではないかと。
我慢が足りなかった。
「 人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし 」と言われたたぬきに似た方のように「 鳴かぬなら鳴くまで待とう時鳥(ホトトギス) 」が必要であったのではと。
ゴーン氏の憂鬱に思いをはせて空想してみました。