入社時の手続き
3月も下旬となり、4月からは多くの社員が入社する時期となりました。
今回は入社する際に行う、事務手続きについてまとめました。
入社する社員のために会社が行うべき手続きをまとめましたので、ご活用下さい。
1.雇用保険の取得の手続き
提出先:事業所管轄の公共職業安定所(ハローワーク)
提出期限:入社日の翌月10日まで
その他:入社前に前職などがあり、そこで雇用保険被保険者であれば、被保険者番号を引き継ぐこともできるので、繋げることをオススメ致します。
2.健康保険 厚生年金保険 被保険者資格取得手続き
提出先:管轄の年金事務所(各管轄の広域事務センターへ提出も可)
提出期限:入社日より5日以内
その他:被扶養者がいる場合は、別に被扶養者異動届が必要となります。(被扶養者の収入や続柄等の要件を確認のうえ、ご提出下さい。)
3.雇用契約書の作成
雇用契約書は義務ではございませんが、会社側には書面での明示が義務づけられている事項がありますので、契約書交わして後々誤解が生まれないようにすることをオススメします。
(労働条件の明示事項)
①労働契約の期間 ②有期労働契約を更新する場合の基準 ③就業の場所・業務内容
④始業・終業時刻、残業の有無、休憩時間等 ⑤賃金に関する事項 ⑥退職に関する事項
⑦昇給に関する事項 ⑧臨時に支払われる賃金等 ⑨休職に関する事項 ⑩その他6項目
①~⑦は必ず明示する必要あり、⑧~は定めた場合には明示する必要があります。
パートの方はプラスで明示する必要のある事項がありますので、詳しくは労基法15条およびパートタイム労働法6条をご参照下さい。
4.労働者名簿の作成
性別や住所、雇い入れ日など確認するために会社に保管することが義務づけられています。履歴書などで代用している場合もありますが、退職日や従事する業務内容も記載があるので、データでも作成しておくと後々確認もできます。
5.その他
マイナンバーや健康診断、源泉徴収票、給与の振込先の確認など、上記以外に従業員に確認することは多くあります。
チェックリストなどを作成して、会社が行う事、従業員が提出する書類をしっかりと把握することが大切になります。