労務相談、管理者研修、未払い残業代請求対策なら労務管理センター

全国安全週間に向けて

      2019/06/14

令和初の「全国安全週間」が近づいてきました。期間は7月1日から7月7日までの一週間ですが、6月ひと月は、その準備期間とされています。
https://www.jisha.or.jp/campaign/anzen/pdf/anzen_leaflet2019.pdf

「全国安全週間」は、今年で92回目を迎え、その目的は
“労働災害を防止するために産業界での自主的な活動の推進と、職場での安全に対する意識を高め、安全を維持する活動の定着”です。

毎年スローガンを応募していて、今年は
“新たな時代に PDCA みんなで築こう ゼロ災職場”
に決まったようです。新しい年号となり、より災害の少ない職場の構築を目指したいものです。

5月に公表された、平成30年の労働災害発生状況によると、労働災害による死亡者は909人で、過去最少だということです。全体での数字のため、業種によっては前年よりも死亡災害が増加しているようで、過去最少と言っても決して災害が減少しているとも言い切れません。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_04685.html

事故の型別による発生状況によると、「墜落・転落」による死亡災害は、依然として多く発生しています。高所作業では、安全帯の着用が義務付けられていますが、フックの掛け方が誤っていたり、ちょっとだからと掛けずに作業をしたことにより転落したという労働災害は、建築現場で働く方であれば、嫌でも耳に入ってくる起きてはならない事故だと思います。

最近では、フルハーネス型の安全帯が義務付けられ、2022年には、現行規格品の着用が全面的に禁止されることにもなりました。高さは6.75メートル以上の場所での作業が対象になるとのことです。

さて、昨年も紹介しました「中央労働災害防止協会(中災防)」で、スマホ用無料アプリ教材が開発されました。「アプリで学習!労働安全衛生」で検索をするとアプリをインストールすることができます。

アプリでは、初級、中級、上級で構成された、安全衛生クイズが出題されています。「ヘルメットの使用について正しいのはどちらか」や「“VDT作業”とは、次のどちらか」、「ヒヤリハットに関することで、不適切なのはどちらか」などの問題が、それぞれ30問または40問用意されています。

「全国安全週間」に合わせて、皆さんも是非、インストールしてみて下さい。

 -