■存在が影響する
2016/02/21
佐藤です。
皆様、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
今回は影響についてお伝えいたします。
私には5歳の息子がいます。とてもやんちゃな彼ですが、そんな彼と毎朝行うことがあります。
これはなにげなく始まったことですが、もうすぐ1年になります。
どんなことかというと、毎朝私が家を出るとき、家の門越しに握手をし、声を掛け合うことです。
彼はまず、私より先に家を出ます。そして門の前へ一目散。その後門から手を差し出します。
その後、私は自転車に乗り、門の前で止まり、まず握手。
すると彼は、『パパ、お仕事がんばってね。はなまる貰えるようお仕事楽しんでね。』といい、
私も『ありがとう。そら君も、幼稚園で楽しい事を見つけて来てね。』と答えます。
そして、ハイタッチをした後、げんこつ同士でゴツンとし、『行って来ま~す。』となります。
たったこれだけのことですが、この存在が1日を豊かなものにします。
どんなに疲れていたり、気持ちがブルーでも、『がんばろう!』という気持ちになります。
彼にとっても、とても重要なことのようで、どんな天候でも必ず起きて出てきます。胃腸風邪で吐いた翌朝も、フラフラになりながら起きて来ました。
彼の世界から観れば、『父親と握手をしたい』という気持ちかもしれませんが、
私の世界から観れば、『心豊かになる存在=影響大』です。
これは人と人が繋がっている組織も同じではないでしょうか。個々の世界では各々が主役で周りは脇役。
そんな脇役がすること(行動や言動)に怒ったり、苛立ったり、または喜んだり。
でも、逆にその行動や言動は、自分の存在が作りだしている可能性があります。
お互いがお互いの姿や行動・言動に反応しあっているのです。
自分の視点が凝り固まると、この視点を忘れてしまいます。
よく、過去と周りは変わらないといいますが、自分が相手にどんな影響を与えているのか。案外、問題の原因はそこだったり・・・。
新年を迎え、息子との儀式を行いながら、彼にとっても組織にとっても良い存在でありたいと思い直した次第です。