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深セン・マカオ報告

      2019/10/06

9月3日~7日にかけて中国広東省深センとマカオに行ってきました。メンバーは愛知中小企業家同友会のアジア共生研究会10名です。

15年振りの深センは、様変わりしていました。まさに「未来都市」です。

残念ながら日本を  ” 凌駕 ”  しています。

一日の集客量は30万~50万人。内部の企業は717社で、電子、電器、通信、時計、アパレル、金飾、銀行、証券、保険、不動産、ホテル業界に集中。大型デパートも20数店舗あります。

深セン中心部の福田区の一角を占める「華強北」。秋葉原の30倍という世界最大の電子商店街。取り扱っているのは、電子時計、スマホ、AIを駆使した日用品、そしてお目当ての「ドローン」。

結局、日本円で2万円程度のドローンを購入。1階はきれいでしたが、2階は段ボールが積み上げられ、倉庫状態。日本では見られない状景でした。

あと、15年前との違いは、「治安の良さ」です。女性が安心して夜に散歩できる街になっていました。

ただ、企業見学をさせていただいた義全有限公司の田中正義社長の話では、深センでは土地が高すぎて家(主にマンション)が持てない。億ションは当たり前の状態。それに超学齢社会で北京大学、精華大学卒業生は将来が約束されるとのこと。深センの住民になるためには、家を買って、社会保険に加入しなければ実現しないとのことばには複雑な心境になりました。

深センのワーカーの年収ですが、15年前の月収が500元で、現在は10陪の5000元×12=6万元(日本円で9万円)でした。

今回の視察目的の結果は?

1.ドローンを体感する。製造会社であるDJIの旗艦店を訪問。
→体感しました。購入もしました。
2.中心部、福田区にある電気街「華強北」(東京・秋葉原の30倍の規模)を尋ねる。
→尋ねました。後ろを付いてくるアタッシュケースも体感しました。
3.キャシュレスを体験する。
→無人コンビニ、スーパーに行きました。ただ、キャッシュも十分使えました。
4.深センの貧富差を見てくる。
→そこまでの差を見ることはできませんでした。
5.マカオでカジノを体験する。
→体験しました。有人ではなく機械相手ですが。

時間があればの結果は?

・8000人の画家を住み、年700億円を稼ぐダーフェレ油画村
→行けませんでした。
・深セン書城中心城(東京・池袋ジュンク堂の6倍)
→行けませんでした。
・改革開放博物館(鄧小平の等身大の像が立つ)
→行けませんでした。
・落とした財布が見つかるとう監視カメラ・ネットワークのしくみ

→治安の良さは体感しました。

蛇足になりますが、経由した香港は、当時、デモが心配されましたが、何事もなく帰国することができました。やはり、自分の目と体で体験してみないことには、メディアで取り上げられていることとはかなりの違いを感じました。

それと、マカオの女性のガイドさんが、「中国人はカジノが大好き! ただ、はまりすぎた結末は、自殺と夜逃げ」が彼女の笑いとは裏腹の中国の一面を垣間見ました。

いつものことながら、” 日本の良さ ” を再認識する機会となりました。

 

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