新しい生活様式に適した熱中症対策
2020/06/17
梅雨の時期に入り、ムシムシとする暑さが続きますが、今年は新型コロナウイルスの影響もあり、暑い中でもマスクをする場面が多く、仕事中でも熱中症には一段と気をつける必要があります。
厚生労働省の発表では、2018年は約1200名、2019年は約800名(死亡を含む休業4日以上)の方が仕事中に熱中症を引き起こしています。その内の、約30名の方が残念ながら亡くなっているのが現状です。特に愛知県内では毎年死亡者がでているため、他人事と思わず、これを機会に職場での熱中症対策に力を入れてみるのを良いかもしれません。
また国としても熱中症対策には力を入れており、熱中症になる人が増加する毎年7月は重点取組期間として位置づけされています。
新型コロナウイルスによる感染予防をしつつ、熱中症予防措置を講じれるように、厚生労働省の出している熱中症予防行動のポイントをまとめました。
https://www.mhlw.go.jp/content/000633494.pdf
- 厚さを避けましょう。 エアコンの利用、涼しい服装、急に暑くなった日に注意する。
- 適宜マスクをはずしましょう。 人と2メートル以上の距離がある場合はマスクを外す、適宜マスクを外しての休憩。
- こまめに水分補給しましょう。 喉が渇く前に水分補給、1日1.2リットルを目安の水分補給。
- 日ごろからの健康管理をしましょう。 体温チャック、体調が悪いときは無理せず。
- 暑さに備えた体作りをしましょう。 毎日30分程度のジョギング。
会社としても衛生管理者や産業医の協力を得つつ、管理体制を整え、職場における熱中症の予防の教育も行っていくことも大切になっていきます。
従業員同士がお互いに健康状態を確認しつつ、周りに心配な方がいればすぐに報告できる体制を整えておくだけでも、重症化を予防できるかもしれません。
その他にも、ニュースや新聞で見た具体的な会社の対策としては以下のものがあります。
日本郵政では職員が屋外や車内にいる時はマスクを外し、郵便物の受け渡し時にはマスクを着用の徹底を図っています。
清水建設では通常のマスクではなく、マウスシールドを付け屋外での作業を行っています。
マスクと比べて、熱が籠りにくくなるとのことです。
まずは会社の業務内容や規模によって“できること”をしっかり行い、新しい生活に適所した職場環境の構築を目指していきましょう。