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Yakult1000

   

弊社では、スタッフ全員でYakult1000(宅配用)を1週間に3本ずつ飲んでいます。中には、娘さん用に持ち帰ったり、奥様と仲良く飲んでいる者もいますが、「安眠」に魅力を感じて1年近く取り続けています。
日経MJによると、ヤクルトの研究機関が脳腸相関に注目して研究を進めた結果、「乳酸菌 シロタ株」がストレス緩和などの機能を果たすには、菌の数だけではなく菌の密度が重要ということを突き止め、結果、2019年10月に菌数が1000億菌、菌の密度は1ミリリットルあたり10億個というYakult1000の販売にたどり着いたそうです。そして、Yakult1000の2022年4~6月の販売数は1日当たり157万本の大ヒットとなったそうです。

成功の裏には、次の要因があります。
① ストレスを抱えやすい30~50代のビジネスパーソンに的を絞った
② パッケージをメタリックで光沢感のある赤色を採用し、機能の説明を前面で目立つよう訴求するなど大人向けのデザインにした
③ 働く人々を満たす飲み応えを出すために店頭の定番商品であるNewヤクルト(65ミリリットル)よりも量を増えして100ミリリットルとした
④ 価格設定を、機能に見合う高付加価値商品として位置付け、Newヤクルトの1本40円(税別)にくらべ90円高い1本130円(税別)とした
⑤ マーケター3か条「顧客視点を持つこと」「多様な視点を持つこと」「目的と手段を間違えないこと」を徹底したこと

特に、マーケター3か条は、以下の通りです。
1 顧客視点によって健康課題を把握
2 多様な視点で柔軟なマーケティングにつなげる
3 健康課題の解決という目的を見失わない

この3か条は、我々のビジネスにも応用できると思います。顧客視点によるニーズを把握して、多様な視点で何通りかのアプローチ方法を模索し、社会的裏付けを考慮した解決策の提案を心掛けることで、サービス業としての付加価値を高め、適正価格でご認識いただけることになります。そのためにターゲットを見定めることも大いに勉強になります。そこからおのずと訴求イメージが決まってきます。
Yakult1000を飲みながら「安眠」を通して、弊社も目標達成を成し遂げたいと思います。

 

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