業務への4つの意欲
仕事をする上で、モチベーションとは、「業務への意欲」となります。その意欲には次の4つがあります。
①達成欲求
自分で設定した目標を達成したいという欲求のことです。これが高い人は、行動の目標設定が明確・現実的で、課題達成の原因を自分自身の問題として考えるので、成果を出しやすいといわれています。
②親和欲求
他者からの友好関係を築き、維持したい、他者からよく見られたいという欲求のことです。他人の役に立とうとする人が多いといわれています。
③権力欲求
他人に影響力を与えて、相手をコントロールしたいという欲求のことです。責任を与えられることを好んだり、競争の激しい環境も受け入れたりすることができ、地位や名誉が重視される状況を求めることが多いといわれています。
④回避欲求
失敗や批判を避けたいという欲求です。周囲の人に合わせることが多く、受動的で、安定したルーティンワークや事務的な作業に向いているといわています。
目の前の人はどの動機によって、仕事をすることが多いでしょうか?
自分が達成欲求が高いから、相手も同じ価値観だと思っていませんか?
欲求にレベル差はありません。人の経済的・社会的立場の違いにより偏る欲求はあるかもしれませんが、「人が何によりやる気を出すか」は人それぞれであって、他人に決められる事ではないと思います。
ただ、一つ言えることは、「自己を超越した欲求」=「他己実現の欲求」に至ることができれば、文字通りリーダーシップを自然にまとって組織を世界的存在価値へと導いていくと思います。
そんな人物が大統領とか総理大臣とか国家の長を担えば、そんな国ばかりなら、戦争なんてものは、何の価値もないことになり、そこには、「信頼し合い、明日に期待する」生き物の住処となる気がします。
あまりにも、権力欲求が高く、権力欲求の強いものが地位と名誉を手にして、他の欲求を受け入れないばかりか、低次な欲求として存在そのものを脅かす世界に近づいている気がしてなりません。
人生で覚えておきたい言葉があります。ご紹介します。
・心の状態は「部屋」に現れる
・寂しさは「金遣い」に現れる
・気品は「言葉遣い」に現れる
・本性は「別れ際」に現れる
・我慢は「怒り」に現れる
・無知は「傲慢さ」に現れる
・感謝は「謙虚さ」に現れる
・余裕は「優しさ」に現れる
・決断は「未来」に現れる
・生き様は「顔つき」に現れる