TA（交流分析）を活用した部下とのコミュニケーション向上研修
2023/04/18
TA（トランザクショナル・アナリシス＝交流分析）とは、精神分析の創始者であるフロイトの理論に基づき、米国のエリック・バーン博士によって開発された臨床心理分析システムです。TA理論によって開発されたTAのエゴグラムテストは、わかりやすく、やさしい言葉の質問に応える（１０分程度）ことで、被験者のパーソナリティーを分析する方法です。己の姿に気づいた被験者が、今後他者との関わりにおいて自分の態度に修正を施していくことで、よりより人間関係の構築をめざすことをねらいとすることができます。また、被験者の回答を分析することで、子どものころ親との関係を読み取り、現在の対人関係や生き方の基本姿勢をしることもできます。これを管理職が部下とのコミュニケーション向上に活用しようとする管理職向け研修を弊社では始めました。内容は以下の通りです。
第１回 オリエンテーション・・・・私は何者か
第２回 リーダーシップに役立つ会話の基本
部下を意欲づける
部下の意欲を阻害するもの
第３回 健全なリーダーシップの発揮
こじれる対人関係を防ぐ
リーダーシップに活かす時間の使い方
第４回 自分の人生は自分に責任がある
一回を４時間で実施します。参画型の研修ですので、対面を前提とします。実際、６月から9月にかけて３００人規模の会社で次期管理職候補２７名に対して行います。また、５０人規模の運送会社でもリーダー６名に対して実施します。この研修は、「自己開示」がとても大切となります。部下とのコミュニケーションの第一歩は上司が己自身をさらけ出すことがポイントになると考えています。自分自身が気づいていない自分についても見せていく勇気が鍵となってきます。そのための雰囲気作りをお手伝いできればと思っています。成果については、随時お知らせしていきますので、よろしくお願いします。