■リーダーシップ2
2016/02/21
みなさんこんにちは。佐藤です。
今回も前回に引き続きリーダーシップについてです。
みなさんがリーダーに求めるものとは何でしょうか?
ギャラップ社の調査によると、フォロワー(従業員)が自分の人生に最も大きな影響を与えているリーダーに期待し、求めているものは、次の4つだそうです。
1.信頼
2.思いやり
3.安定
4.希望
どうでしょう?みなさんのイメージ通りですか?
1の信頼は、職場での仕事のスピードと効率性を向上させます。社交辞令なしにすぐに核心に入ることができるからです。
また、会社のリーダーたちを信頼していない場合、従業員が仕事に熱意を抱く見込みはわずか12分の1であり、これに対して、会社の経営陣を信頼している場合、その見込みが2分の1以上(信頼していない時の6倍以上)になるそうです。
会話には、次の3つのレベルがあります。
1.建前レベル
2.おもいやりレベル
3.正直レベル
3の正直レベルで会話出来ているかが、信頼関係があるかのバロメーターかもしれません。
2の思いやりについては、企業でいえば、自分を気にかけてくれているといったことでしょうか。
上司または職場の誰かが、自分をひとりの人間として気にかけてくれていると思っている人は下記の特徴があるそうです。
・現在の企業にとどまる可能性がきわめて高い
・かかわりの深い顧客が大勢いる
・生産性が著しく高い
・より多くの利益を企業にもたらしている
会社に心がなくてはならないのでしょう。
3の安定については、企業は、発展、変化、成長をしていかなければならない一方で、従業員には給与と仕事があるという安心感が必要といったことです。
会社の将来的な見通しに大いに自信を持っている従業員が仕事に熱意を抱く確率は、あまり自信を持っていない従業員の実に9倍にもなるそうです。
4の希望については、当たり前の条件かもしれません。希望は、従業員に期待を植え付け、混沌とした複雑な状況から抜け出す筋道を示してくれます。
これから事態がよくなりうる、きっとよくなる、とわかれば、仕事へのモチベーションも大幅に向上します。希望がなければ、自信を失い、熱意を抱くことができず、無気力感に襲われます。
以上の4つは、一般的に思い描かれているリーダー像(グイグイ引っ張る体育会系的な)とは少しかけ離れているように感じます。ただ、逆に言えば、価値観の多様化している現代、リーダーシップの形は変わろうとも、土台になるものは、信頼・思いやり・安定・希望の4つなのではないでしょうか?
最後に質問です。
『みなさんが、リーダーに求めているものは何ですか?また、その求めるものを、発揮していますか?』