■女性管理職の割合について(鈴木)
2016/02/21
朝晩とすっかり冷えてきましたが、体調管理は大丈夫でしょうか?寒がりの私としては、すでに朝起きるのが辛い状況となっていて、これから冬に向けてどうしたらいいのか悩むところです。
政府は、女性の管理職を30パーセント程度に引き上げる方針を掲げていますが、世界は、というよりアジアの状況はどうなのでしょうか?
ヘイズ社の調査(2014年 2600社を対象)によると、アジア全体の女性管理職の平均が28パーセントなのだそうです。現在の日本での女性管理職の割合が15パーセントほどということなので、アジアでの平均を大きく下回っているというのが現状のようです。
ちなみに、アジアにおける女性管理職の割合がもっとも高かったのは、中国の36パーセント、続いて香港の33パーセント、マレーシアが29パーセント、そしてシンガポールが27パーセントとなっています。
英紙ガーディアン(2013年)は、中国本土における女性管理職の割合は51パーセント、世界平均24パーセントであるとしています。
また、2013年にグラント・ソント社の発表によると、アメリカやイギリスを抜いて女性管理職の割合は政界トップとされ、マスターカードの調査では経営者100人に対して40人が女性であるとのこと。
中国の割合については調査によってかなりの差があるので確実ではありませんが、かなり水準が高いのは確実と思われます。
政府が30パーセント程度を目標と定義したのもこういった状況があるのかもしれません。
なぜ、中国では女性の管理職の割合がこれほど、多いのでしょうか?中国人の友人たちにしても、女性だから主婦という考えは少ないです。男も女も働くのが当然といった考えが多いようです。働くということに対する意識の違いもあるのでしょうが、安価に家政婦やベビーシッターを雇えるというのもあるのかもしれません。おじいちゃんおばあちゃんに孫を預けて働きにでるという話もよく聞きますので、女性が外へ出て働きやすい環境にあるといえるのではないでしょうか。