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■日本人の精神基盤

      2016/02/21

小豆島八十八箇所巡りをしてきました。三泊四日で車でまわりました。

四国とは違った「良さ」がありました。一言で表現すれば、「お遍路がビジネスモデル化していない」とでも言いましょうか。自然の中で受け入れてくれる懐の深さがありました。”また行って見たい ”そんなところです。

今回の雑感は、ずばり「日本人の精神基盤」と題して、七福神をとりあげたいと思います。私は、七福神大好きです。家にも事務所にも関連物置いてあります。年賀状でも七人の神様が一緒の船に乗って笑っているだけで、「いい一年になるな」って心底思います。

上田正昭氏(歴史学者、京都大学名誉教授。1927年生まれ。)によれば、
「七福神を構成する神様のうち、えびすは日本由来ですが、毘沙門天、弁財天はインド起源の神様。大黒天はインド由来の神と日本の大国さまが習合したもので、福禄寿と寿老人は道教の神、布袋は中国の和尚です。この神様たちを一緒に宝船に乗せて、福の神としてあがめてしまう。実におおらかな精神です」と日本の精神文化の象徴とし七福神を挙げられています。

そうなんです。日本人の精神の基盤は「調和と習合、共生」なんです。

普段は、自然に鈍感な私でも、お遍路をしながら、山川草木あらゆるものに神が宿ると思えてしまう時間の流れが「癖」になっています。言葉無しに「季節と調和した自然は美しい」。日本人に生まれたことに感謝してしまいます。

来年は、恐山の東国三十三箇所巡りに順応したいと思います。

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