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■マイナンバー制度

      2016/02/09

マイナンバーとは、生まれたばかりの赤ちゃんからお年寄りまで、日本に住民票がある全ての人(外国人を含む)を対象にして割り振られる「背番号」のことです。
この番号には、個人の所得、健康保険・厚生年金保険・雇用保険等の社会保障がひも付けられ、将来的には、預金口座や医療情報もひも付けられる可能性があります。

そもそもこの番号制、生活を便利にする魔法の制度か、徴税を強化する脅威の制度なのか。

現在、国税庁のデータ上には所得税の源泉徴収をしている企業・事業所が全国に約250万ヵ所あります。一方、日本年金機構のデータ上では厚生年金を納めているのは約180万ヵ所しかありません。この差である約70万ヵ所の中に、加入逃れの企業・事業所が紛れ込んでいる可能性があるとふんでいます。

次に、年齢層ごとの「真の国民年金納付率」。出典河野太郎氏が「真の年金納付率」の資料入手。
●20~24歳:21.4%
●25~29歳:31.7%
●30~34歳:38.2%
●35~39歳:42.1%
●40~44歳:43.0%
●45~49歳:42.9%
●50~54歳:47.5%
●55~59歳:53.7%

所得金額5,000万円超の納税者4万4千人(全体の0.7%)が納税した税額1兆3,266億円(平成23年調べ)の真実味は?

日本人の1世帯当たり家計資産(2人以上の世帯)を直近の全国消費実態調査から見ると、総資産額3,588万円に対して、金融資産は947万円。住宅・宅地資産は2,514万円(7割)。贈与税も丸裸?

これらの「徴税を強化する脅威の制度」が、マイナンバー制度。あくまでも私の意見ですが。

それでも決められた事はやらなければなりません。制度導入に必要な業務をまとめました。
1.番号に関わる関連部署ごとの業務の洗い出し
2.番号を集める対象者の洗い出し(社内・社外・対象外)
3.制度のための社内規程の作成(基本方針・取扱規程)
4.番号収集を対象者の周知
5.番号を収集する(10月以降)
6.本人確認の実施
7.収集した番号を安全に保管する
8.番号を書類に記載して提出
9.必要なくなった番号を廃棄する
10.故意に漏らせば懲罰刑

詳細は、8月5日にセミナーを実施します。定員50名まで残りあとわずかです。お待ちしています。

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